ラマダーン明けのお祭り『イード・アル・フィトル』とは?

ラマダーン明けの『イード・アル=フィトル(イード祭)』とは?

ラマダーン明けのお祭りを、イード祭(イード・アル=フィトル)と言います。イード祭では、ふだんモスクに来てないようなイスラム教徒たちでも参加する事が多く、イード祭により他のイスラム教徒たちと親交を深める事もよくあります。みんな「イード・ムバラク!」と言って、断食を終えた後のこの日を祝うのです。

インドのイードを祝う映像ですが、ここまでみんな本格的には歌って踊って祝いません(笑)ですが、イードを祝う幸せそうな雰囲気は、このインド人たちと一緒です!そんなイード祭について、ここでは詳しく紹介したいと思います。それでは、見て行きましょう!

イード祭の前のサダカについて

サダカトゥ・ル・フィトゥル(ザカートゥ・ル・フィトゥル)とは、ラマダーン月の間にする施しです。「サダカ」と言えば、みなさん聞いた事があるのではないでしょうか?そう、そのサダカの正式名称です。サダカはザカートと同じく、イスラームで定められた一定額の貯蓄を所有している人全員の義務です。一般的に、家長である夫が妻や子供たち全員の分を払います

サダカトゥ・ル・フィトゥル(以下、サダカという)によって、アッラーはラマダーン中に犯した私たち人間の過ちを許します。そして、そのお金は貧しいムスリム同胞がみんなと一緒にイードを祝う助けとなるのです。

サダカはラマダーン月の間、少なくともイードのサラート(お祈り)の前までに払います。額は1.633キログラムの小麦か米、あるいは相当額のお金です。現代の日本では、約1,500円になります。自分で貧しいムスリムを捜して与えるか、信頼できるイスラーム団体に任せましょう。

イード祭(イード・アル・フィトル)とは?

ラマダーン月は、その始まりと同様に新月をみつける事によって終わります。ラマダーン月29日に新月が見つかればその晩はタラウィーフもなく、翌日は祝日なので、全ムスリム(イスラム教徒を言う)は断食を終えたという達成感と満足感で休むことになります。

もし新月が見つからなかった場合。タラウィーフのサラー卜を行ない、翌日にはまたサウム(断食)を行います。断食に慣れていないゆるムスリマ(イスラム教徒の女性を言う)のひもくみからすれば、またサウムがあるとがっかりしてしまいますが・・・。いずれにせよ!イスラーム暦の他の月と同様に、ラマダーン月は29日か30日であり、それ以上になる事はありません。

しかし、祝日の前夜もライラトゥ・ル ・ジャーイザと呼ばれ、価値ある夜です。なので、意欲のあるムスリムたちは祈りに時を費やすようです。

ラマダーン月の明けた翌日は、イスラームの祝日です。断食を終えた事をアッラー(神)に感謝し祝う日なのです。この祝日のことをイードゥ・アル ・フィトゥルと言います。この日、午前中にムスリムは晴れ着を着て広場か大モスクに集まり、イードのサラートを捧げます。その後、家族や友達を訪問したり、食事をしたりして幸せのひとときを過ごすのです。

イードのサラートについて

イードのサラートは朝早くに行なわれます。大体、朝8~10時の間ですかね。広場か大きなモスクで行われるので、場所が遠い人はそれよりも早く起きなければいけません。私はイードが午前中ではなく、午後と勘違いして参加できなかった事があります。イフタールはマグリブ(日没)の後なので、イードも午後にあるのだろうと勝手に勘違いをしていました。ですが、みなさん。イード祭は午前中にありますよ!

ムスリムは晴れ着を着て広場に集まり、集団でイードのサラートを行ないます。イードのサラー卜は2ラカーで、普通のサラートのやり方に加えて6回のタクビール(「アッラーフアクバル」と唱えること)を唱えます。イードのサラートが終了した後は、イマームの説教があり、その後ムスリムたちは休日を過ごすのです。

イードの時間帯を勘違いして欠席した以外は、大体のイード祭にひもくみは参加しましたが、最近ではイードのサラート後のイマームの説教が問題となっています。何が問題かというと、本当に周りがうるさいのです!

広場やモスクにより環境は違うでしょうが、アラブ人の子供たちのわめき声や写真のシャッター音、ママたちの雑談・・・。これにより、イマームの声は全く聞こえなくなっています。私も周りのムスリマたちと雑談をしたり写真を撮る事があるので人の事は言えませんが、心の中では「もうちょっとイマームの話を、みんな真剣に聞いても良いんじゃないかなぁ。」と感じております。一方、男性は真剣にイマームの説教を聞いていたりするので、もっと女性たちも真剣に聞ける環境(子供のしつけなど)を考えていって欲しいな、と思います。

イード祭でのイスラム教徒たちの様子

イード祭でのイスラム教徒(ムスリム)たちの交友関係

イード祭では、この写真のように食事を家で一緒に食べたり、どこかで一緒に食べに行ったりと、友達や家族と共に幸せなひと時を過ごすムスリムが大勢いらっしゃいます。ひもくみも、マレーシアの友達にマレーシア人が集まる会に招待された事があります。

このイード祭の日の為に服を新調する事も多く、

子供も大人も、このような豪華で綺麗な衣装を着て来る事がしばしばあります。国により、アバヤ(ドレスみたいな衣装)のデザインが異なり、伝統的なものからおしゃれなものまで様々です。みなさん結構はりきっておしゃれをして来るので、あまりカジュアルにならないようにしたいものですね。と言っている、私はいつもカジュアルですけどね(笑)

シャウワール月の任意のサウム

ラマダーン月の翌月をシャウワール月と言います。この月に、6日間の任意のサウム、つまり断食をすることは、あたかも一年を通じてサウムするような報奨があると言われています。イードの日にサウムをすることは許されませんので、その翌日から、シャウワール月中であれば、自由に6日間のサウムをすることができます。

実際に、敬虔なイスラム教徒の方達はこの任意のサウムをする事も多く、ひもくみも勧められますが、まだ任意のサウムをした事がありません。やはり、なかなかやろうというモチベーションが生まれず・・・。ほとんどのムスリムもやっていませんが、このシャウワール月中のサウムは、一年のサウムと同等くらいの報酬があると考えれば、ぜひ断食した方が良いでしょう。いつか出来る事を願って、インシャアッラー!

参照 : 『イスラーム アキーダとイバーダ


ラマダーン明けのお祭り「イード・アル・フィトル(イード祭)」。イードは基本的にイスラム教徒ばかりの集まりなので、ほとんどの日本人には馴染みがないでしょう。しかし、イスラームにとっては大事な祝日です。毎年行われるイード祭に、私も今後も積極的に参加できればと思います。他にもラマダーンに関する記事を書いているので、良ければ参考に♪

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